一般住宅に入る泥棒のお話です。例えば質屋・宝石店などを狙う例えば有名になった「爆窃団」の場合は、ハイリターンの為にハイリスクを背負い、壁を破るなどしますが、一般住宅の場合は入る場所は決まっています。
それは、大きく分ければ「扉」と「窓」の2ヶ所に限定できます。
当然、住宅の防犯は「扉」と「窓」を守れば良いという事になります。
※侵入窃盗に限定したお話です
扉から入る泥棒で約5分。窓ガラスから入る泥棒では1分未満で侵入することができますので、ここの対策は当然必要になってきます。世間一般では扉の防犯はやかましく言われますし、いろんな方がいろんな商品でご提案されるので、比較すると窓の対策より扉の対策の方は進んでいますが、窓の方はほぼ手付かずの状態であることを先ずは知っておいてください。
しかしながら、警察庁の統計を見てみると、一般住宅では約70%前後、集合住宅でも約3~40%の侵入が「窓ガラス」から行われており、且つどちらの場合も「侵入場所」としては数字は違っても、「No.1」であることには変わりがありません。「No.1」の侵入場所が放置されていると言う日本の現状に問題があります。
おれおれ詐欺は、もう古い言い方ですよね? どんどん名前が変わっていっています。なぜでしょうか? テレビ・マスコミがどんどん報道して、日本国民に注意喚起するので、同じ手口では通用しなくなるので、犯罪者側も頭をひねって、どんどん新しい切り口で電話をします。(根本的な部分は変わらないのですが)
一方、住宅侵入窃盗犯の手口は数十年前からほとんど変わっていません。これは何故か? ずっと同じ手口で問題なく侵入できるからです。
おさらいですが、泥棒の住宅侵入口は「扉」と「窓」の2ヶ所です。ここだけをどう守るか?考えただけで、格段の「安全・安心」を得ることができるのです。